歯医者さんが教える歯のケア特集!

歯の事、気にしてますか?歯の専門家が歯のあれこれをご紹介!

どうしたら虫歯のできにくい口の環境になるのでしょうか?虫歯予防にはいくつもの方法がありますが、身近なキシリトールを使用する方法があります。まず、キシリトールとは何でしょうか?キシリトールは、梅の皮や木の外側にある自然な糖分です。普通の砂糖と科学的に成分が少し違います。味は砂糖と同じですが、口の中の細菌に対する反応が逆です。砂糖や乳糖、炭水化物などを食べると、口の中の細菌がそれらを食べて酸を作ります。食後20分くらいの間、口の中は酸性の危険な状態が続きます。この酸が、歯の表面のエナメル質を溶かすのです。酸性の危険な状態が繰り返し長く続くと、弱いところは小さい穴になってしまい虫歯となります。酸をよく作る細菌は虫歯のリスクを高めるので、特に注意が必要です。食後、約20分が経過すると、唾液とともに、食べかすや細菌が胃の中に流れていきます。

キシリトールとは、虫歯を引き起こす細菌の食べられない糖分です。キシリトールをよく食べると口の中の細菌を抑えることができます。虫歯予防の一つとなるのです。100%キシリトールにはかなりの効果があります。ある妊婦さんが一定量を毎日食べた結果、生まれたお子さんは5歳になっても歯の治療なしで、虫歯率は70%も減りました。虫歯を引き起こす細菌はお母さんのお口の中でとどまり、子供に移る確率が減りました。キシリトールは私たちの口にする食事にも入っていますが、ほんの少しです。お口の中の環境を整えるためにキシリトールと6カ月に一度の歯の検診、そして食後の歯磨きで虫歯になりにくい歯を心がけましょう。

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