自分の人生を見つめる時期
相談者(S):50代男性です。新しいことにチャレンジしたいという気持ちはあるのですが、どんどん内にこもってしまいます。初対面の人と話すのも億劫に感じ、友達もほとんど日本に帰ってしまいました。ネットサーフィンをしたり目的もないままテレビを観たり、時間を無駄に使っていることも多いです。頭ではこんな生活から脱却したいと思いつつ、いざ行動に移そうと思ってもできない現実があります。何から始めればいいのでしょうか。
麻子先生(A):質問から、心身共々疲労感を感じているようですね。今までがむしゃらに突っ走ってきたのでしょう。似たような悩みを抱えている男性のクライアントさんが最近増えています。仲の良い友達も少なくなり、会社での出世も終止符を打たれ、子供が巣立つ年代になり、そして退職も考えなくてはいけない……。自分の人生の目的は一体なんなのだろうか?と改めて考える時期にきたのでしょう。そしてある意味、今後どんな人生にしていきたいかを楽しく描いていく時期でもあります。
S:行き詰っている感じです。
A:まずは自分を厳しく採点しないようにしてください。時間を無駄に使っていると思っているのは何が基準ですか?いつも何かをしていないと怠け者だと思ってしまいますか?テレビを見たりネットサーフィンをすることも必要です。「またやってしまった」と考えないで、「時間あったからネットサーフィン。それで良いのだ~」「今の自分にはこの時間は必要」と思うことが大切です。
そして次に、後半の人生の地図を自分なりに描いてみませんか?ゴールがある方がいろんなことにチャレンジしやすいです。まずは今後5年、10年、15年以降のゴールを明確に書いてみましょう?そうすることで、例えば今までトライしたかったけど時間がなくてできなかった趣味などを始めるきっかけとなるかもしれません。趣味が同じ人と自然に話せるようになったり、仲良くなる可能性がとても大きいと思います。まずはスモールステップで未来の自分を想像してみましょう。
<保市麻子カウンセラー>Asako Hoichi, NCC, LCPC
Mindful Professional Counseling
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