麻子先生の内緒悩み相談室 第7回

中年の新年の抱負ついて

相談者(S):40代主婦です。最近一年が経つのが本当に早く感じられます。一年何も成長がないまま終わり、また新しい年を迎えます。本当にこれでいいのでしょうか?人生は一生勉強だとよくいわれますが、私自身は特に取り組んでいることもなく、ただ一年が何事もなく過ぎてくれればいいなという感じです。生活に追われているのもあります。こんな消極的な毎日では、人生が終わったときに後悔するのではないかと不安になる時があります。毎日どんな気持ちで送ればいいのでしょうか?

麻子先生(A):年を重ねるごとに一年が経つのが早く感じられますよね。これは誰もが感じることです。それは本当に何も成長がないからなのでしょうか?もしかしたら自分が思っているよりも何かを得た一年だったからかもしれません。毎日の生活に追われているとありますが、きっと忙しく日々を過ごしていると想像します。もしそうであれば、自分では意識していないだけで何かを得ていると思います。自分を責めて、何も学んでいない、何もしなかったと思うとどうしてもネガティブな見方になってしまいます。ネガティブな思考はネガティブな感情を呼びます。自分を責めることは心身共々疲れさせるだけではなく、客観的な視野を持つことが困難になります。まずは忙しい毎日を乗り切った自分を褒めてあげることが大切です。日本人は慣れていないようですが、自分は頑張っていると認識し、自身を褒めてあげることで自分の時間が無駄ではなかったと思えるでしょう。

S:新年の抱負はどんなものを立てたらいいでしょうか?

A:人によって抱負は変わってきますし、どのような生活にしていきたいかということも変わります。絶対に抱負がなくてはいけないわけではないと思うのですが、抱負がある方が新年を迎えるにあたり目的をもって一年を過ごそうと思うでしょう。もし少しでもバイタリティーのある年にしたければ、今まで試したことのない趣味をトライしてみるのもいいかもしれませんね。一年後、五年後にどんな自分になっていたいか、どんな生活をしていたいかなどと少し楽しみながら考えてみるのもいいかもしれません。そうすることで明るい気持ちになり、不安を消すことができるでしょう。

<保市麻子カウンセラー>Asako Hoichi, NCC, LCPC
Mindful Professional Counseling
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