満足度120パーセント!新しいアイディアと刺激であふれている家庭用品見本市

北米最大規模の「国際家庭用品見本市2017」レポート

3月18日から4日間にわたり開催された国際家庭用品見本市2017(International Home & Housewares Show 2017)に参加した。40カ国以上からテーブルウェアや台所用品、清掃用品、家電、家具など約2,000社が出展し、バイヤーを中心に世界中から6万人以上が来場した。

多くのメディアも注目するこの見本市は、全米小売業トップ150に入る大手小売り業者から1,000社規模でチェーン展開している有名デパートまで2万人を超える質の高いバイヤーたちが集まることでも人気が高い。

会場となった北米最大級のコンベンション・センターであるマコーミック・プレイスにトレンドの人気商品や新商品が集結。試食やデモンストレーションが随所で行われ、著名人のレクチャーや人気シェフのパフォーマンスも会場を盛り上げた。

見本市は、出展社による思考を凝らしたアピール性抜群のディスプレイも見どころの一つだ。中でもひときわ目を引いたのは、会場の広さを存分に生かした巨大なオブジェたち。まず、撮影スポットとなっている毎年恒例の白いキッチンツール3点(写真1)が来場者をお出迎え。清掃用品のブースでは、回転する大きなゴム手袋(写真2)が注目を集め、台所用品のブースでは、大人がすっぽり入れるほどのボールのミキサー(写真3)が登場。収納コーナーでは、高い天井からつるされた巨大ハンガー(写真4)やミニ・プラスチックケースをいくつも並べてピンポンの試合風景を表現したオブジェ(写真5)が飾られていた。これらは、広い会場内を足早に移動していくバイヤーたちでさえも、思わず足を止めて見入ってしまうほどの見事さだ。

これから市場に出回る商品を一足先に見学できたことだけでも非常に見応えある展示会だった。特に刺激を受けたのは、アメリカ市場の開拓を求めて出展している企業や各国からのバイヤーたちから溢れる熱気と活気だった。

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