「鬼瓦家守」がアメリカに初上陸!

1400年の歴史がある鬼瓦は元来「守り神」として日本建築の屋根に飾られてきたもの。近年、和風家屋の新築需要の激減に伴い鬼瓦を知る日本人が減少していく中、屋根瓦建材会社社長石川達也氏のもと、9人の鬼師が集結し、コンパクトでデザイン性を高めたインテリアとしての鬼瓦を開発し、鬼瓦の伝統文化を世代に繋げていく取り組みが始まった。

今回の初披露地であるニューヨークでは「鬼の顔は怖い方がよりよい」という若い女性が多く、「欧米式ではなく日本古来の伝統をそののまま変えずに再現してほしい」というアメリカ人の意見に、「伝統を欧米化させるより継承する勇気が湧きました」と石川社長は言う。日本から世界に向けて発信される「鬼瓦家守」プロジェクト、全米各地で邪気払いの日本文化が受け入れられる日も近いに違いない。

こちらの作品の紹介はウェブサイト( http://onigawara-iemori.jp/ )にて。