楽しかったサマーキャンプ
今年もモンテッソーリ・ランゲージ・アカデミーのサマーキャンプが無事に終わりました。6月末から8月半ばまでの8週間、日本と世界の音楽とアート、日本と世界の食べ物、日本と世界の衣服、などにフォーカスをして子供たちも先生も楽しい夏を過ごしました。遠足には、ブルックフィールド動物園、シェッド水族館、ペギー・ノートバート自然博物館などに足をのばし、世界の動物の生態も観察しました。また、毎週一回のお水遊びの日には、お日さまの下でスイカのおやつも楽しみました。
日本と世界の音楽とアートの週間には、Gasse School of MusicのDr. Gasseに南アメリカのアルゼンチンの音楽を紹介していただきました。それに加えて、司太鼓を学校に招待して日本の音楽の紹介をしていただきました。太鼓だけではなく篠笛、小鼓、三味線、鐘などの楽器もまじえて、子供たちは太鼓の演奏の掛け声の練習もしました。また、藤間流の雪之丞先生にも来ていただいて、日本舞踊の指導もうけました。さらに、子供たちに身近な日本のアートとして、折り紙もたくさん作りました。日本からキャンプに参加してくれた小学生からは、アメリカの子供たちもたくさん折り紙を教えてもらいました。
日本と世界の食べ物の週間には、メキシコのケサディアや、トルティヤ、サルサをみんなで作り、試食しました。日本の食べ物体験としては、どら焼き、たこ焼き、そうめん、おにぎりなど、を子供たちと作ってみました。たこ焼きに使ったタコの足の吸盤をつまようじで興味深くつついていた子もいました。おにぎりも、ラップで包んで自分で握って食べるのがとてもおいしかったようです。先生のまねをして、三角に握れる子もいました。
最後の日本と世界の衣服の週間には、前出の藤間流の雪之丞先生にいろいろなタイプの着物を見せていただいたり、クラスで浴衣、草履、甚兵衛の試着をしたり、インドや中国の子供服の試着をしたりしました。
それぞれのテーマに加えて夏の期間のアートクラスでは、Matisse, Monet & Me! のMs. Denaを迎えて、毎週日本をテーマにした作品に取り組みました。日本創造のお話を聞いたり、富士山が湖に映っている絵を作ったり、本物の富士山を見たことがある子も、お話でしか知らない子も、みんな上手に完成させていました。クラスの中では、毎年恒例のモナーク蝶をふかさせ、公園に放したり、野菜畑ではトマトやえんどう豆を栽培したり、夏の間子供たちはさまざまな体験ができたと思います。
モンテッソーリ・ランゲージ・アカデミーのサマーキャンプでは、3歳からの在校生に加えて、9歳までの卒業生や、夏の間だけ参加する子供たち、日本から参加する子供たち、と多くの子供たちが一つになって小さなコミュニティーを作り上げています。今年もたくさんの思い出が作れました。また来年、戻ってきてくれる子も、新しく来てくれる子も、みんなで会えるのを楽しみにしています。
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