~ILLINOIS REPORT~日本食と酒セミナー

シカゴ日本領事館は9月22日(金)、日本料理のパネルディスカッションとJETROによる日本酒のテイスティングイベントを開催した。

パネルディスカッションでは、フードリポーターのSteve Dolinsky氏の司会のもと、日本料理研究家の柳原 尚之氏、Slurping Turtleのオーナーシェフ柳橋 隆氏、サントリーウイスキーのアンバサダーGardner Dunn氏、寿司レストランKamehachiのオーナーSharon Perazzoli氏、シカゴトリビューン誌のフードリポーターLouisa Chu氏によって海外における日本食や日本酒の知名度、今後の展望などについて各々の視点から討論が行われた。

柳原氏は、「日本酒は、日本食と楽しむ物だと固定概念を持っている人も多い。ワインやビールのように、どんな料理にも合うお酒として知名度を上げていくのが今後の目標だ」と語った。

ディスカッション終了後に行われたJETROによる日本酒テイスティングでは、全米日本酒歓評会にて金賞を受賞した小林酒造(福岡県)や、酒類ディストリビューターのVine Connectionsなど4社から厳選された純米酒、吟醸、大吟醸などが準備され、参加者に振る舞われた。また、日本食以外とのペアリングを体感してもらうため、あえて西洋料理(チーズ、クラッカー、ハムなど)のアペタイザーが用意され、参加者はそれぞれの日本酒の香りや味の違い、アペタイザーとのペアリングを存分に楽しんでいた。

文・写真:神戸恭子