人間の体ってどこまで生きられるのでしょう、そう思ったことはありませんか。生まれたのはいいけれどいつまで元気でいられていつ死んでしまうのだろうか、と。
生まれてから歩けるまでがだいたい乳児と言われ、小学校上がるまでが幼児ですね。その後、小学校、中学校、高校卒業までには17〜20歳になってます。20歳からでも学生でいる方もいれば社会人になっていく人も徐々に30歳まで増えていきます。そして結婚問わず、50歳ぐらいまでには周りには子供ができる年齢にいます。55〜72歳迄には毎日のお仕事の習慣の終わりが始まります。その頃までには病気になっていなければ身体は衰えてきて自然に毎日の生活に限りを感じ始めます。それから何年生きられるのか、と考える余裕があれば世界の平均寿命を過ぎた頃でしょう。病気はいつでもなります。年齢層によりなりやすい病気もあります。それによって体が衰弱するのでしょうか。死に至るのでそうか。
ギネスブックで記録されている人間の最高寿命は122.6歳。フランス人の女性です。今生きている最高寿命の方は鹿児島県に住んでいらっしゃる117歳の日本人女性。男性でも世界最高寿命は116歳だそうです。私自身、いままでにお目にかかった最高寿命の方は103歳でした。いずれもほとんど他の方に頼らない生活をしている方々でした。ほとんどの最高寿命者は日本にいますがアメリカ人の方も少なくありません。
その代わり、各国の平均寿命はそれほどではありません。1978年を境に日本は世界一長寿の国となりました。今では香港と並ぶ世界一の平均寿命国。0歳がいつまで生きられるであろうかという予想平均年齢が平均寿命です。WHOによると今現在、この平均寿命が 80歳を超えた国は17カ国。日本、スイス、サンマリノ、オーストラリア、モナコ、アイスランド、イタリア、スウェーデン、スペイン、フランス、カナダ、アンドラ、イスラエル、シンガポール、ノルウェー、ニュージーランド、オーストリアです。素晴らしいですね。各国の出産死亡率の低さと生活の安定さ、感染症予防など、社会への医療システムの導入の良さが長年貢献してできた社会のおかげでしょう。死亡の理由はこちらに挙げられた国々によって割合が異なりますが、ほとんどが三大疾病という病気によってです。その内容は末期ガン、心筋梗塞、脳梗塞です。
平均寿命に至る前に病気になって人に頼る生活をすることは皆恐れています。人に頼らず、一人で生活出来なくなるまでの年を健康寿命と言います。平均寿命が健康寿命まで縮む年も国によって異なりますがこれは日本国民では約8〜12年です。その間によくかかる病気は七大生活病と言います。30代以降からなる成人病を長年重なってなる病気が七大生活病です。その七つの病気は肝臓病、腎臓病、高血圧、糖尿病、神経病、心臓病、ガンです。七つのいずれの病気によって手足が不自由になってしまったり、意識と記憶力が衰えてきたり、病院へ治療に行かないと命が短くなったり、呼吸と気力が貧血や狭心症によって弱くなったりしてしまいます。
七大生活病にかからないように毎日の生活のバランスをできるだけ取るようにすることによって予後、老後の健康確率が高くなるでしょう。もちろん家族歴や経歴によって人それぞれ異なってきますが生活の質(QOL=Quality of Life)をあげるように定期的に健康日記をつけて、自分の体とおつきあいしてみてはいかがでしょうか。
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