第4回アトリエSoleil ワークショップ ワークショップin Chicago を終えて

2014年から毎年開催しているワークショップin Chicago。第4回目は11月28日、29日にホテルの会場で開催し、3日目はプライベートレッスンを行いました。短い滞在期間ではありましたが、たくさんのかたがたのご協力を得て新しい出会いや感激、初めての体験に…と、充実したシカゴを過ごして参りました。その様子をご報告したいと思います。

まずはアーリントンのホテルの会場にて

毎年恒例で開催しているアーリントンのホテルはシカゴ中心部からおよそ1時間ほどの郊外ですが、高層の建物がなくて大空に包まれています。また、自然が豊かなため野生のリスやウサギがいたりして目を楽しませてくれました。ホテルのエントランスでは大きくて豪華なクリスマスツリーが出迎えてくれて、ここでは時間がゆっくりと流れて行くように感じ、ほのぼのとした時間に癒されます。

ワークショップでは、昨年参加された方が多く事前にリクエストを頂いたので、参加される方のイメージに合わせてご用意が出来ました。また4年連続参加の皆勤賞のファミリーが待っていてくれたり…と、皆さんの笑顔を思い浮かべては、渡米前から心が弾んでいた気がします。今回初めてビーズに触れる方には、完成した時の嬉しさを伝えたくて、簡単さを感じながらもハンドメイドの楽しさが伝わるようなデザインを…と、およそ25種類ほどのサンプルをご用意しました。中でもサプライズのプレゼントに…と奥さまが好みそうなデザインと色合いを選び、一生懸命 作られた男性もいて、きっと喜ばれたことだと思います。完成の喜びと同時に1日の仕事が終わった感じがすると言いながらもとても器用に作られていました。回を重ねるごとに深まるご縁を心強く感じながら、あっという間に時間は流れ、来年は何を作ろうかなぁ…と、既に来年のリクエストも頂き、無事に2日間 計6回のレッスンを終える事が出来ました。

プライベートレッスン(ブルーミントンへ)

シカゴ滞在3日目はホテルから200Kmほど離れた場所でのプライベートレッスンへ。見渡す限りの空と遥か遠い彼方には地平線が見える壮大な景色を目の前にして、改めてアメリカの広さを感じ、吸い込まれそうな大空には思わず手を伸ばしてしまいました。小旅行の気分でブルーミントンという場所へ行く途中で、数々のアメリカ映画や小説などに登場し、1985年に廃線になってしまったアメリカの中東部(シカゴ)と西部(サンタモニカ)を結ぶ「ルート66」をドライブしながらのひと時はアメリカ映画が好きな私にとって感動の瞬間でした。そして会場として提供をして下さったSさん邸ではポットラック(参加者が各自1品ずつ持ち寄る)パーティーでお迎えをして頂き、心のこもった美味しい料理に舌鼓を。初めてビーズに触れる方はもちろん、数年前に少し作って以来で懐かしい!と楽しさを思い出された方もいて、時間の許す限り1つ、2つ…と作られ、こちらの会場でもまた来年も是非!と嬉しい言葉を頂きました。

そしてプライベートな時間へと。。。【その1】

アンティークマーケットやビーズショップでの買い付けも兼ねている渡米。今回も心ときめくモノに出会いました。ビーズショップでは目が合ったビーズたちを迷いなくピックアップ。アンティークマーケットで見つけたジュエリーボックスとヴィンテージブローチ。Coroというブランドのヴィンテージブローチ見つけて嬉しさを隠しきれず、ショッピングを楽しみました。

プライベートな時間【その2】

滞在後半はシカゴ中心部(ダウンタウン)へ。プライベートレッスンの際に走って下さった「ルート66」のスタート地点がシカゴと知り、そのスタート地点を探すためダウンタウンを散策に。看板にはシールで隠れて見えにくくなってしまっていましたが、下の方に「BIGIN」の文字があり、ブルーミントンへ向かう時の道とこのスタート地点が繋がった気がして感動でした。歴史的建築物から21世紀建築が調和しているシカゴは、何度訪れても飽きません。

もしかしたら仕事を通じて行かなければ、一生この地を踏むことはなかったかもしれませんが、シカゴは私にいろいろな刺激を与えてくれ、私の人生観さえも変えてくれた気がします。
「Another Sky」私にとって、そういっても過言ではないこの場所に、「Vintage Beadsに魅せられて」のコラムをきっかけに、毎年ホリデー前の同じ頃にシカゴを訪れるようになって4年になりますが、今年は連日気温10℃以上でこの時期にしては暖かく過ごしやすい天候に恵まれました。真冬は-30℃になる日もあると聞き、寒さが厳しく冬が長いシカゴでは外へ出かけることが少なくなるので、寒い時期は自宅でビーズを楽しんで頂けるように…という思いもあり、1年に一度を目標に渡米をしてレッスンを開催しています。1人でも多くの方にビーズワークの楽しさを伝えられたことや、大切にしていきたいご縁に恵まれたこと…、とても充実した毎日を過ごさせて頂けたことに感謝しています。
開催にあたり、ANAさん、ANGLE infoさん(ABC順)のご協力を頂きました。また大勢のかたがたのお力添えにより無事に終了することが出来ましたこと、この場をお借り致しましてお礼を申し上げます。
待っていてくれる人がいることの嬉しさが、またシカゴへ…と私の心を駆り立てる気が致します。次回の開催が出来ることを目標に、これからもご縁を大切に活動して参ります。
お世話になった皆様、ありがとうございました。またクリスマスソングが街に流れる頃、
お会い出来ることが楽しみです。

文・写真:内藤かおり アトリエsoleil代表 ビンテージビーズを使用したオリジナルジュエリーの制作、販売、講習会、雑誌への作品提供やプロデュースなど多方面にわたり活躍中。ウェブサイト:http://soleildoor.exblog.jp/