アメリカ生活美髪知識! 第4回

冬本番 乾燥に負けない髪のお手入れ

アメリカ中西部の真冬は寒さと乾燥への対策が必須です。湿度のある国で育った私たちには,この極度の乾燥は肌のトラブルを引き起こし、同じように髪にも影響します。

*手触りが悪く,パサつく。
*指通りが悪く引っかかる。
*髪の色が茶色くなった。
*ツヤが無くなった。
*ボサッとしてまとまりが悪くなった。

こんな症状を感じたなら、髪の乾燥は進んでいると思います。髪の乾燥=ダメージなので、上記の症状は乾燥だけでなく、紫外線や水質、間違った方法でのヘアカラーの結果にも当てはまるのですが、今回は乾燥対策の髪のお手入れ方法をご紹介致します。

【乾燥対策その1】シャンプー&トリートメント

まずは,毎日の基本のシャンプーです。なぜ髪が乾燥するかと言うと、髪の水分量が減ってしまうからで、湿度があれば髪も水分を吸収するのですが、周りが乾燥していると、保湿効果のあるシャンプー&トリートメントで補わなければなりません。一般的にアメリカのドラッグストアで売られているものは日本の製品よりも洗浄力が強めになっています。洗浄力が強いと必要な皮脂分まで取ってしまうので,毎日使うには不向きです。モイスチャータイプを選ぶか,日本の製品、日本の美容室専売の製品を使われるのをおすすめします。余談ですが、日本人は毎日の入浴、シャンプー、もしくは1日おきと言うのが習慣ですが、個人差はありますが欧米人はそれほど頻繁にシャンプーをしないので、より強めな洗浄力が求められているのでは?という気がします。
特にヘアカラーやパーマをしている方は洗浄力がマイルドなタイプ、ヘアカラー用のシャンプーをおすすめします。洗浄力の違い以外にも色持ちを良くする効果やツヤや保湿する効果もあるからです。確認ですが、シャンプーは最初に髪をしっかりお湯で流して、敵量を手に伸ばして頭皮から毛先まで優しく洗ってください。そして、頭皮からしっかりすすいで、トリートメント(コンディショナー)は適量を手に取って、髪の中間から毛先中心にもみ込むようにつけて下さい。頭皮につける必要はありません。ボリュームがでないペタッとしてしまう原因になります。

【乾燥対策その2】洗い流さないトリートメント

タオルドライ後または、乾かしてから、オイルタイプやクリームタイプさまざまですが、お肌に化粧水や乳液をつけるように、髪にも保湿が必要です。

【乾燥対策その3】静電気対策

冬に良く起こる髪の毛や衣類の静電気。体質が酸性に傾いていると起こりやすいとも言われていますが、ここでのいちばんの原因はやはり乾燥です。気温が低く湿度が20%以下になると発生しやすといわれています。上記の方法で髪の毛を保湿するのを前提に、できる対策は、使っているブラシやくしがプラスティック製だと静電気を起こしやすく、持ち手が木で天然素材のものが良いとされています。または、静電気防止加工の安価な物も有りますので、変えてみてはどうでしょうか?それと基本的に静電気は摩擦によって起こりますから、摩擦を起こしにくくする。
それと、冬はセーターなどを重ね着します。そのときに、衣類の素材によって、プラスに帯電しやすい素材と、マイナスに帯電しやすい素材が有ります。
例えば、プラスに帯電しやすいウールのセーターを着る場合下に綿の素材のものを着ると静電気は起こりにくくなります。アクリルのセーターの場合はポリエステルでできているヒートテックが静電気をおこしにくいです。これが逆に、ウールのセーターにヒートテックだと静電気を発生しやすく、バチッとなる原因になるのです。
それでも、外出先などで、髪が静電気で広がるような時には、お手持ちのハンドクリームを手に付けて、残った分を髪に付けてあげると応急措置になります。

アメリカ中西部に来られて、初めてや2度目の冬という方は、日本の環境とは違う寒さや乾燥に驚かれていると思います。日本に住んでいたときと同じような髪のお手入れをしていると、気付かないうちにどんどん乾燥で髪や肌はひどい状態になっていってしまいます。今回ご紹介した方法をぜひ参考にして、冬の乾燥を乗り越えましょう。<Uni-hair>

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