エイサーで繋がる
子供達と一緒に、近くの老人ホームへ沖縄の踊り「エイサー」を踊りに行きました。はしゃいでいた子供達も、おじいさん、おばあさんの目の前に立つと、きりりと顔が引き締まります。
『英語、わかんないけどなぁ。どうしよう。』演舞前、子供達に不安もあったようです。
『大丈夫。みんなにできる事は、エイサーを一生懸命に踊る事。おじいちゃん、おばあちゃんはみんなのエイサーを見て元気になるから。この素晴らしい世界を私達の為に準備してくれて、ありがとうって伝えたらいいんだよ。thank you. って。』
初めて会う子供達に、『You are so beautiful! Do you know what beautiful means? It’s you!』(美しいって言葉わかる?美しいって事はあなた達の事を言うのよ!)と優しく微笑んでくれました。
無表情なのに、子供達の動きに合わせて体を動かしたり、子供達の掛け声と一緒に声を出そうとしてくれたり、元気なおばあちゃん達は、まるで自分の孫達が踊っているかのように、一生懸命応援してくれました。『ねぇ、日本語でありがとうってどう言うの?』習いたての日本語で『アリガトー!アリガトー!』って嬉しそうにおばあちゃん。
言葉の壁はあるけれど、エイサーの音や音楽を通してつながる心。尊敬と愛がお互いを繋ぎ、子供達はそれを感じる事ができました。
子供達が作った折り紙をおじいさん、おばあさん一人一人に手渡します。見てくれてありがとう。応援してくれてありがとう。『Thank you. Thank you』と言いながら折り紙を渡していく子供達の姿が心に残ります。
子供達からもらった折り紙を大事そうに握りしめ、歩行器に掴まり歩こうとしているおばあちゃん。絶対に離したくなかったみたいです。『折り紙持ってると、歩行器がうまく掴めないから。移動の間、持っててあげるから。』と係の方の説得で折り紙を手放し、目的地に着くとすぐに折り紙を大事にお財布の中にしまいます。一枚の折り紙が彼女にとって、とても意味のあるものになり、今日の日を幸せに過ごす事ができました。ありがとう。係の方が静かに教えてくれました。
小さな子供達が名前も知らない誰かの心を幸せにする事ができたのです。子供達の力はすごいです。
言葉では言い尽くせない人と人とのつがなりを子供達は感じる事ができました。
今日も素晴らし環境の中で子供達は過ごす事ができました。
優しい世界をこの子供達は作っていくんだろうな。
頑張れ。子供達。そのまま、そのまま 大きくなれ。
そう感じた一日でした。

大きく育て!子ども達! 元気に育て!子ども達!
聖マタイルーテル日本語幼稚園 子ども達の成長日記
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