理解できない人との付き合い方
相談者(S):ドタキャンする人が許せません。自分の気分で人との約束を平気で破る人がいます。そういう人はなんて無神経な人なんだろうと許せません。付き合いたくもありません。私は心が狭いのでしょうか?
麻子先生(A):ドタキャンほど、自分のスケジュールが狂ってしまうことはないですよね。そしてドタキャンされると、とっても残念な気分にもなります。ココロが狭いということではなく、ものの見方かな?と思います。ドタキャンする人はわざとドタキャンをしているのでしょうか?「約束を平気で破る」「無神経な人」と仰っていますが、平気で約束を破ったり無神経だという根拠はどこにありますか?もちろんそういう人もいると思いますが、もしそのような人と約束をする場合は、50%以上はドタキャンされると覚悟をして約束をすることで、失望感も半分以下かもしれませんね。
S:どのように考えれば、相手を許せるようになりますか?
A:万が一、相手の人が自己中心ではない人であれば、自分を相手の立場において、なぜドタキャンしなくてはいけなかったのかを理解しましょう。そうすることで、相手に共感することができやすくなるはずです。許せない!という言葉はとても強烈な言葉です。なぜ許せないのかを自分のココロに聞いてみることで、その理由も分かるはずです。人は必ずしも完璧ではありません。ミスも犯します。相手に期待しすぎると、期待していたことではないことが起こる反動で失望感も大きいものになり、相手が許せないと思ってしまいます。
でも相手を許せなくなってつらくなるのは相手ではなく、自分なんですよね。もう少しココロを楽にするためにも、物事に対しての自分の思考、そして相手の立場になってものを見る、期待と失望感は裏腹などと考えてみるのも一理ありですね。そうすることで今まで見えてなかったものも見えてくるかもしれません。
<保市麻子カウンセラー>Asako Hoichi, NCC, LCPC
Mindful Professional Counseling
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