日本の食文化を融合した新しいスタイルのカフェ&レストラン
ラテアート・ワールドチャンピオンシップでアジア人初のチャンピオンとなった澤田洋史氏がプロデュースするSawada Coffeeのアメリカ2号店・Sawada Matchaが、シカゴ市内のMerchandise Mart近隣に2月の終わりにオープンし、その翌月には同店の奥に寿司・創作和食レストランRadio Anagoがオープンした。隠れ家的な薄暗いムードに合うBGMと深夜の東京をイメージした店内で、大人向けの雰囲気の良いレストランだ。2つの店が同じフロアーで構成されている、新しいスタイルのカフェ&レストランをご紹介。
Sawada Matcha
1号店Sawada Coffeeとは雰囲気の異なる、白を基調とした華やかで明るい店内のSawada Matcha。店名の通り、抹茶やほうじ茶など日本茶をベースにして作られるドリンクをメインに提供している。アメリカでは日本茶を提供している店舗はまだ少ないため、早くも流行に敏感なシカゴアンの間で話題となっている。
日本茶ベースのドリンクをメインにしているが、コーヒーやエスプレッソを使用したメニューもあり、気分によってどちらの味も楽しめるのが嬉しい。またサイドメニューとして、抹茶ドーナツとマカロンも用意されており、同店のこだわりが感じられる一品なので、ぜひドリンクと一緒に楽しんでもらいたい。

Radio Anago
Sawada Matchaの奥に店を構えるRadio Anagoはディナーのみの営業で、Sawada Matchaの明るい店内とは一転、照明を最小限に抑え、薄暗くムードのある店内は大人の時間を楽しめる雰囲気だ。同店は寿司をメインとした創作和食レストランで、握りやロール、刺身を使用したアペタイザーなどを味わうことができる。またユニークなカクテルや日本の銘柄のビールや日本酒、ウイスキーなども豊富に取り揃えているため、バー感覚で利用することもできる。
同店はSawada Matchaとコラボレーションしたデザートやドリンクメニューもあり、Sawada Matchaで提供されている静岡産の高級抹茶を使用した抹茶ソフトクリームや、カクテルも絶品なので、試してもらいたい。食器にも凝っており、湯呑にソフトクリームがサーブされていたり、急須でカクテルが提供されたりとフュージョンレストランならではの斬新さも楽しむことができる。
上記2店とも日本の食文化を存分に取り入れながらも、日本で味わうのとはまた違った解釈のメニューが揃っているので、新たな味の組み合わせを発見し、体感してもらいたい。(文・神戸恭子)
Radio Anago担当者より一言
A sushi tavern submerged in thick, rhythm-forward genres of music, inky lighting, and cozy dark woods, Radio Anago broadcasts its love of late night Tokyo dining from River North. This is a dining experience that is casually celebratory and emphatic in the need to feed both body and soul.

(右上)TUNA flight $20 まぐろの赤身・中トロ・大トロ・トロたたきの4種の寿司を1皿で楽しむことができる。
(右下)Sakura blossom last word $14 急須と湯呑で提供される桜風味のユニークなカクテル。
(価格はすべて取材時2018年3月現在)Photo by Tara White
Data |
Sawada Matcha |
Mon-Fri 7am~3pm / Sat-Sun 8am~4pm |
sawadamatcha.com |
Radio Anago |
Tue-Sat 5:00pm~late Closed:Sun&Mon |
radioanago.com |
226 W. Kinzie St., Chicago, IL 60654 |