薗浦総理補佐官を迎えての日本酒PRレセプション

総領事公邸で開催されたフードと日本酒のペアリングイベント

 薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は5月22日(火)から5月27日(日)まで、各国(州)の幹部と両国の関係を深める為にイリノイ州、ウィスコンシン州、ネブラスカ州、とパナマを訪問の為に5月22日、日本からシカゴに到着、多忙のスケジュールの後、総領事公邸で開催された、フードと日本酒のペアリングイベントに出席の中、今回のシカゴ訪問の印象を伺った。

-今回シカゴに来た印象をお聞かせください。

 シカゴは思っていたより涼しかったです。(笑)今総理から言われているミッションの1つとして地方との関係を強化という話しがあり、今日はイリノイ、明日はウィスコンシン明後日はネブラスカに行きます。先月はワシントン、オレゴン、モンタナ、コロラド、バージニアにも訪問をし、それぞれの州と日本の関係を強化をすることは非常に大切なことだと実感しております。6月に大阪の吉村市長もシカゴに訪問、7月にはシカゴのエマニエル市長が大阪に来日が決まり、政治の上でよい関係性が生まれれば、今後の双方の経済活動もやりやすくなりますし、文化の交流も増えていくでしょうから、これからはワシントンとか西海岸だけではなく、中西部も含めて重層的に作っていきたい。

-2020年オリンピックに向けて取り組んでいる事を教えてください。

 2012年の海外から日本に来た旅行者の数は年間836万人、去年は2869万人そして今年の4月の時点で1000万人を超えておりますから、今年は3000万人は超えるではないかと予想してます。今現在、ホテルが足りないとか、空港の発着枠が足りないとか、入国審査官の人員を増やすことなどに取り組んでいます。

-海外の人が日本に旅行する上でのアドバイスを教えてください。

 今現在、東京や大阪ではなく、地方に行く方が増えています。日本にきてマンガを買うなど何かを買うことではなく、着物を着て街を歩いてみるなどの、日本文化の体験をする方が最近増えているような気がします。日本に何度も訪れていているからこそ、色々な体験をしてみたいという多様化をしているので、我々にとっても、日本を理解してもらうためにありがたい話ですから、日本に旅行をされる際は、有名な場所もよいですが、日本文化を体験することもして頂きたいと思います。

(左上)NRA show2018に出品したモチクリームジャパン今秋にミツワシカゴ店にて店舗オープンの予定。
(右上)200年続く柴田酒造場9代目の柴田氏。アメリカ進出に向けビジネス展開を目指す。
(右下)昨年から米国・西海岸と東海岸の輸出がはじまり、次はシカゴに向け市場を拡大を目指す、明石酒類醸造 米澤氏。

 本イベントには、地元企業で日本酒取り扱いをしているTenzing Wine and SpiritsとVine Connrctions。シカゴで開催していたNRA show 2018に参加の(米国最大級のレストラン・食品サービス関連見本市)日本企業Akashi Sake Brewery(明石酒類醸造)とShibataBrewery(柴田酒造場)合計4社が本イベントのプレゼンテーションを行った。初めて日本酒を試飲する出席者も熱心に説明を聞いている場面もあった。今回の料理は日本食中心のメニュー(煮物、天ぷら、寿司、牛の炭火焼き、焼き鳥)で、出席されたローカルの方に日本食文化を経験すると同時に肉料理で日本酒を合わせて楽しめことを実感したことだろう。ワインのように日本酒を学んで楽しんで欲しいと主催者側は語った。