SPECIAL OLYMPICS UNIFIED CUP CHICAGO 2018
1962年にジョン・F・ケネディの妹のユーニス・ケネディ・シュライバーが、知的障害のある子どもたちを招いてスポーツキャンプをしたことが本団体の始まりで、1968年に第1回の夏季国際大会が当地シカゴ・ソルジャー競技場で開催された。今年は、記念すべく50周年を迎え、シカゴの地元メディアや野外広告などで大々的に宣伝や告知が流れる中、国際的なサッカー大会としては初めて “スペシャルオリンピックス ユニファイドフットボールカップシカゴ・presented by TOYOTA”がシカゴで7月17~21日の日程で開催された。日本からは福島県内で活動を行うスペシャルオリンピックス日本・福島に所属する選手が代表チームとして参加した。
スペシャルオリンピックス ユニファイドフットボールカップシカゴ・日本選手団へエールを
本大会の開催2日目の試合の後、日本選手団に本大会の激励を送るレセプションが在シカゴ日本国総領事の公邸で行われた。スペシャルオリンピックス国際本部(以下・SOI)のティモシー・シュライバー会長、スペシャルオリンピックス日本(以下・SON)の三井嬉子会長をはじめとするスペシャルオリンピックス日本の関係者、スペシャルオリンピックスの関係者、SOIのグローバルアンバサダーの中田英寿氏、SONドリームサポーターの森理世氏が出席し、選手達に激励と本大会の成功とさらなる発展のスピーチが行なわれ、選手達にあたたかいエールが送られた。
乾杯の挨拶後、総領事公邸から日本食が振舞われ、福島のお酒や、天ぷら、焼き鳥、牛のタタキ、煮物、お寿司などが用意され、選手達が試合後に疲れた体に修復できるようなメニューで、主催者側のおもてなしの心が感じられた。
レセプションの終盤に、スペシャルオリンピックス日本の公式応援ソング「YOUR SONG」を楽曲した GLAYのTERUさんが本大会に応援に駆けつけてくださり、選手・関係者達が初めてTERUさんの心のこもった応援メッセージが込めまれた作詞作曲した楽曲を全員で聞いてレセプションの総領事公邸内が一丸となって盛り上がった一夜であった。
スペシャルオリンピックス日本 創立24周年を迎え
スペシャルオリンピックス日本は今年で 設立24周年を迎えた9月に第7回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲームを愛知県で開催します。本大会は、2019年にアラブ首長国連邦のアブダビで開催されるスペシャルオリンピックス世界大会への日本選手団選考を兼ねる上で大事な大会です。スペシャルオリンピックス世界大会は、オリンピックと同様に4年毎に夏季・冬季の世界大会を開催しています。
スペシャルオリンピックスが世界で推進をすすめるユニファイドスポーツ®とは、スポーツを通じて知的障害(アスリート)と知的障害のない人(パートナー)が手を取り合い目標に向い、喜びや悔しさを共有してスポーツの達成感を味うことが目的の取りくみです。本大会を通じて、今後もスペシャルオリンピックス日本に参加される選手達を応援していきたい。
By Kunie Dohman