【旅ゲーター】 White Sands

アメリカ滞在中に訪れたい場所

 数年前からアメリカ・シカゴに住みはじめ、よく友人の間で話題になっている観光スポットが純白の砂漠で世界的に有名な場所「ホワイトサンズ」。アメリカにいる間にいつかは訪れてみたい!とは思っていたものの、なかなか機会もなく先延ばしになっていた。2018年の夏休みに、グランドキャニオンエリアへの旅行が決まり、ホワイトサンズと候補にいれて、ついに念願がかなった。アムネットスタッフが体験したホワイトサンズについての魅力を紹介します。
 こちらの真っ白な砂漠が広大に広がる観光地はアメリカ合衆国ニューメキシコ州の荒野にありアメリカ合衆国国定記念物に指定されている。アメリカ軍のミサイル実験場やNASAのスペースシャトル着陸用滑走路があり規模としては面積581平方キロ(約神戸市の大きさ)と世界最大の石膏砂漠として知られる。まず、入り口には受付があり車に乗ったまま支払いを済ませることができる。一度入場パスを購入すると、その際のレシートを持っていれば約1週間使用できるため、違う時間帯に狙って何度でも観光が可能だ。受付を過ぎたすぐは外とあまり変わらない景色が続き、しばらく車を走らせると徐々にあたりが白くなっていくのがわかっていく。駐車場が数カ所あり、気になった場所に車を停車をして、砂浜を歩いて見学ができる。普通の砂浜とは違いホワイトサンズは石膏であるため熱い真夏の直射日光でも熱を吸収せず更に白色または無色で柔らかく裸足で歩くことが可能だ。靴だと小さな砂が入ってしまうので裸足かビーチサンダルで歩くことをおすすめする。

(左上)緑の草がまだ見える入り口付近(左下)ビジターセンターの入り口 (右)砂漠内での見学エリア 簡単なベンチとテーブルもある

 スノーボードや簡単な段ボールなどで遊ぶ子供たちやサイクリングやハイキングする成人者も訪れる。子供から大人まで楽しめる場所として人気があるようだ。施設内に簡単なテーブルとベンチがありピクニックを楽しみながら休むこともできる。夕方になり日が沈むみはじめ、少し暗くなっても白い砂浜のため、あたりはまだ明るいが、砂漠の気候は肌寒くなっていく貴重な体験をした。ホワイトサンズからの沈む夕日が凄く印象的だ。あたりには住宅地、建物はほとんどなく宿泊施設は車で20分ほど離れたアラモゴードという町、またはエルパソ(約1時間)に移動するとある。今回は近くのアラモゴードのホテルに宿泊した。翌日、ホテル近くのカフェで朝食を済ませた後、朝のホワイトサンドに再度訪れた。前日とは違い、風が強く吹き天気には恵まれなかったため短時間しか滞在することはできなかったが、真っ白な砂漠をはるか先まで見ることもできた。ホワイトサンズ観光は、日が沈む時間と昼の明るい時間に分けて訪れることもおすすめする。果てしない地平線の先がまるで海のように見えて感動と驚きの連続で少し足を延ばしてでも訪れたかいがあった。ぜひこの神秘な純白の砂漠を体験してみませんか。

White Sands National Monument New Mexico

【開園時間】こちらをクリック
【公式サイト】https://www.nps.gov/whsa/index.htm