令和になってはじめてのシカゴ日本商工会議所(以下JCCC)の新年会が1月12日(日)にRenaissance Schaumburg Convention Center Hotelで開催された。前夜まで雪が降り続いたが、翌日には雪がやみ予定通り行われることに安心シカゴらしい気候を感じさせられた。今年も昨年同様に多くの方々が足を運ばれた本イベントは託児室あり、小さなお子さま家族も安心して出席できる。本イベントは、開会式、渡辺美里さんパフォーマンス、福引大会の3部構成約4時間の宴で行われた。アングルインフォでは、JCCC新年会の魅力をご紹介します。
第一部では、20年以上日米国歌を力強く斉唱している後藤 美郎氏(Gotoh International LLC)で新年会が幕開けし、2020年会頭に就任した高月秀之氏(Komatsu America Corp)による挨拶、来賓挨拶では、昨年の10月に着任された岡田健一総領事(在シカゴ日本国総領事館)、イリノイ州よりの知事からの挨拶文が読み上げられた後、双葉会日本語学校補習校高等部 富山琴絵さんによる本年の抱負のスピーチでは、交換留学で体験した異文化交流をして自国の文化のことを興味を持ち学びたい大学進路を決めたことをしっかりと自分の言葉で発表していることがとても頼もしく、会場から暖かい拍手に包まれた。シャンバーグビレッジプレジデントによる乾杯の挨拶のあと、コース料理を堪能しながら第2部渡辺美里さんショーの話題に花が咲いた。
サマータイムブルースの曲で第2部の渡辺美里さんがステージがスタート。夏生まれの美里さんが歌う夏をテーマとした明るい爽快感がある歌詞とメロディーが会場を包みこみ来場者の歓声を沸きはじめる。また美里さんの楽しいトークと歌が交互に披露され来場者の心をしっかり掴んでいった。ファン投票で1位になった10 yearsや大ヒットしたMy Revolutionなど次々とヒットソングが披露され会場はさらに盛り上がっていく。美里さんの曲は心に響くメッセージが込められており、歌詞に口ずさみながらショーを楽しんだ。曲と曲の間の美里さんのトークでは、「シカゴの印象やシカゴに来るまでのバンドメンバーのおもしろいエピソード」、「美里さんの歌手生活35周年を迎えたこと」、そして「シカゴに戻ってきたい」など心を温かいトークで、シカゴの寒い冬を忘れさせてくれるようなあっという間に時間が流れていき、アンコールを含め全11曲で終演をした。
JCCC新年会 渡辺美里さんパフォーマンスシカゴ公演
曲目リスト
① サマータイムブルース
② Belive
③ 10years
④ さくらの花の咲くころに
⑤ 点と線 始まりの詩
⑥ あなたへ
⑦ 虹をみたかい
⑧ My Revolution
⑨ 恋したっていいじゃない
⑩ Lovin’ you
⑪ ここから
第三部は、毎年豪華賞品がスポンサー企業より提供される福引大会。くじ引きでは、入場券の1枚他当日ラッフル券を購入することができる。新年最初に運試しをする最高の場面である。さらに特別賞として、航空券が2社より提供された。くじ引きとは別に、全員参加できるクイズ大会では、のトラベルに関する問題が出題され、一問一問会場が沸き上がった。最後に新年会実行委員長 神作竜氏(みずほ銀行)による閉会の挨拶と三本締めで宴を終えた。本イベントは、新年会実行員会、協賛企業やボランティアの各業界の方々が一団となってシカゴを盛り上げている一面に感動した。来年の新年会もこれから楽しみだ。

文・写真: Kunie Dohman 写真提供:JCCC
(シカゴ日本商工会議所、新年会、渡辺美里、パフォーマンス)